投稿日:2012年 5月 9日(水)00時31分5秒
4月の始めに、生まれて初めてWindowsの走るPCを購入しました。
それまではずっとMAC派で、しかもOS9。
目的は、Excelの最新バージョンとLTspiceを走らせるため。
スケートの年間出場者のデータベースを管理するのに、Macで使えるソフトではレコードが3万が限界で3年毎にデータを分割しなければならず、非常に不便を感じていました。
Windows上のExcelなら10万のレコードも扱えるので10年以上溜まったデータを一括してソートでき、5年以上ブランクのあった選手が復活しても現役時代の履歴を1つのシート上で呼び出せるので便利。
LTspiceは有名なフリーの電子回路シミュレーションソフトで、回路設計には非常に強力なツールです。
5月連休でよく使う半導体のモデルを整備し、構想だけで試作実験していなかった回路をPC上で動かして確認しました。
Spiceシミュレーションでは、半導体の電圧依存の非線形をデフォルトではサポートしていないので微小な歪みの解析には限界はありますが、自分で素子のモデリングを工夫して反映させれば結構自由度
があり、とても良く出来ています。
走らせていると、「あれ?」と思うような変な結果を出す場合も良くあるので、使い方に注意が必要。
・同調周波数をぴったり1kに合わせても、波形解析させると位相がずれる
・AC解析で周波数特性に高域ピークがなくても、波形解析では発振する(こともある)
・値を明示的に指示しないと、省略したパラメータを勝手に設定される
これらは原因を分って使えば全て対処可能。